top of page
コリダリス・トリテルナタ
Corydalis triternata
ケシ科キケマン属
画像をクリックすると大きくなります
コリダリス・トリテルナタは球根(塊根)を持っているスプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)です。レバノン、イスラエル、シリアの南部地方に分布し、ヨーロッパ、中近東のコリダリスとしては最も南に分布しているといわれています。
コリダリス・ヘンリッキー(Corydalis henrikii)に近縁で、よく似ています。コリダリス・ヘンリッキーに比べて一回り小さく、背丈は15cmを超えません。
花は薄いピンクで、内花弁の先が濃い紫をしています。
距の長さは1〜1.2cm、外花弁(上下に開いている花びら)も同じぐらいの長さがあり、花のちょうど真ん中あたりから花柄が出ています。バランス的には花の後ろの方に花柄がついている感じです。
ヘンリッキーは距が長く、花の前の方から花柄が出ています。
距の先は尖っておらず、先が下を向く傾向があります。
葉は明るい青白色をしています。苞葉は粗く裂けています。
英国王立園芸協会(RHS)から2000年に庭園を彩るに最高の植物に与えられる賞、AGM(Award of Garden Merit)賞、2002年には展示会に有望な植物に与えられる賞、PC(Certificate of Preliminary Commendation)賞を獲得しています。
種小名トリテルナタは「三回三出複葉の」という意味で、小葉の形態を表しています。三回三出複葉とは三出複葉(小葉が3枚ついている)が3回続いているということで、全部で27枚の小葉が茎から出ています。
ブログ初出:2014/3
春
花色:白
bottom of page