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Primula filchnerae
サクラソウ科サクラソウ属
プリムラ・フィルチネラエ
(雲南サクラソウ)
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このプリムラは園芸的に雲南サクラソウと呼ばれて販売されています。確かに中国固有のサクラソウですが、雲南省の限られた範囲に自生しているわけではありません。1904年にドイツの科学者で探検家のウィルヘルム・フィルチナー( Wilhelm Filchner:1877–1957)さんによって最初に発見されたのですが、その後はその存在が報告されることはありませんでした。さらにフィルチネラエの基準標本は第二次世界大戦のベルリン植物標本館の空襲で破壊され、焼けてしまいました。
ところが絶滅したと思われていたこのプリムラは、2006年に中国南西部の湖北省の珠山県と珠渓県で100株以下に減ったしまった状態でありましたが再発見されました。
灰緑色の葉は全て根生し、葉と同じ長さの葉柄についていて、長い葉柄についているように見えます。卵形の葉は羽状に深裂し、さらに鋸歯があります。
2月頃花茎を20〜40cmに上げ、その先端に3~8本の3cmほどの透けるような淡いピンクの花を咲かせます。
花には柑橘系の爽やかな香りがあります。
全草に毛が生えています。
プリムラ・シネンシスに比較的近縁と書かれたサイトが多数ありますが、種間雑種ができにくいぐらい遠縁のようです。
春の寒いうちから咲くので園芸化され、大量に売られるようになりましたが、中国では絶滅種になっていた歴史があったなど、想像だにしませんでした。
種小名フェルチネラエは収集者のウィルヘルム・フィルチナーさんに因みます。
ブログ初出:2010年2月
花期:冬〜春
花色:白(ピンク)
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