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ハグロソウ(葉黒草)

  ペリスツロフェ・ヤポニカ

Peristrophe japonica

キツネノマゴ科​ハグロソウ属

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ハグロソウは関東以西のやや湿った広葉樹林の木陰になるような半日陰で見かけます。日本以外には朝鮮半島、中国東部に自生する多年草です。

細い枝をまばらに分枝しながら茎は直立し、草丈は40cmほどになります。

全縁披針形の暗緑色の葉は対生してつきます。
9月から10月にかけ花は2枚の葉っぱのように見える苞の間から顔を出しています。花を包んだままですので、裏返った葉っぱに包まれているように見えます。
淡紫色の花は2cmほどで上唇と下唇に分かれていますが、薄っぺらく、ひしゃげたように咲いています。2本の雄しべには毛が生えています。

​花弁の咽部に濃厚色の模様がはいっており、これがお歯黒に見えるのでこの名がついたという説と葉が暗緑色なので葉黒草になったという説があります。

 

葉の割りには花は小さく、ポツポツとしか咲いていません。

属名のペリスツロフェは古代ギリシャ語の近い(peri)と左旋回(strophe)が合わさって「おおよそ左回りする」という意味ではないかと思いますが、何を指しているか分かりません。

​以前はDicliptera japonica(ディクリプテラ・ヤポニカ)と呼ばれていましたが、これは2枚のひだ(diclis)と 翼(petron)という意味で、花の様子を示しています。

​種小名のヤポニカは「日本の」という意味です。

 

 


ブログ初出 2009/9

花色:白・ピンク

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