
ヤナギバルイラソウ(柳葉ルイラ草)
リュエリア・ブリトニアナ
Ruellia brittoniana
キツネノマゴ科ルイラソウ属
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キツネノマゴ科には熱帯、亜熱帯の植物が多いですが、ルエリア属のヨーロッパを除く世界中に250種が分布していると言われています。多くは中米から南米にかけて分布しています。ルイラソウ属は花色は紫か赤で、花弁は漏斗型をし、均等に5裂しています。
ヤナギバルイラソウも北米テキサス州からメキシコにかけて自生しています。
ヤナギバという名の通り、葉は細長く、幅1cm、長さは20cm近くあります。
花は大きく、直径は5cmほどの大きさがあります。大きさの割には青紫のあまり目立たない花です。朝真っ先に開花し、その日の夕方にはしぼんでいます。
雄しべが4本、雌しべが1本、筒部の奥の方に隠れています。
夏の間中次々に咲き続けますが、背が60cmを越えるほどになるので、刈られてしまうことが多いようです。
キツネノマゴ科は唇状花のものと5枚の花弁のものがありますが、ヤナギバルイラソウは、アシスタシア・イントルサと同様5弁の合弁化です。
3枚目と4枚目に蕾が写っていますが、ご覧の通り黄色(クリーム色)をしています。
ヤナギバルイラソウは一日花で、朝の散歩の時にはすでに開いています。黄色から紫にどのように変化していくのかは謎です。
英名はMexican petunia(メキシコ・ペチュニア),Mexican bluebell (メキシコ・ブルーベル),Britton's wild petunia(ブリトンさんの野生ペチュニア)などです。
異学名はリュエリア・シンプレックス(Ruellia simplex )、リュエリア・アングスチフォリア( Ruellia angustifolia )があります。
属名のリュエリアはフランソワ一世(Francis I)の侍医のリュエル(Jean de la Ruelle:1474-1537)さんに因みます。
リュエルさんは薬草医で、古代ギリシアの医者、薬理学者、植物学者であり、薬理学と薬草学の父と言われるディオスコリデス(Pedanius Dioscorides:AD40年頃 - 90年)の本草書「薬物誌」を翻訳した方です。
和名ルイラソウは学名のルエリアがルイラに転じたものといわれています。どうしたらこのように訛るのかと不思議に思っていましたが、野生化してる九州以南ではこのような音回しになるのでしょうかね。
種小名ブリトニアナはアメリカ人の植物学者ブリトン(Nathaniel Lord Britton:1859–1934)さんに因みます。
ブログ初出 2007/9
夏・秋
花色:青・白・ピンク
このようなピンクの花を咲カセルものや、他に白花種もあります。


